研究グループ

サークル名 サークル詳細説明 (2022年度前期)

「ギリシアの英雄叙事詩『イリアス』を読む



本サークルは2021年3月から始まり、西洋文化の源泉たるギリシア精神が最初に開花したホメロスの叙事詩『イリアス』を時間をかけてじっくり読んでおります。後期は、トロイ戦争後、さまざまな困難を、知恵を駆使して乗り越えてゆくオデュッセウスの帰郷物語(の諸相)を読みます(詳細はギリシアの英雄叙事詩『オデュッセイア』を読む をご覧ください。

講 師 : 川島 重成 先生(国際基督教大学名誉教授)
開催日 : 原則 第3火曜日(8月は休み)
時 間 : 13時20分~15時40分
場所 : 調布市文化会館たづくり 8階映像シアターほか




講師のご紹介

1938年生まれ。国際基督教大学卒業。東京大学大学院、ケンブリッジ大学、在アテネ・アメリカ西洋古典研究所等で学ぶ。国際基督教大学名誉教授(西洋古典学)

著書

『イーリアス』ギリシア英雄叙事詩の世界』 岩波書店〈岩波セミナーブックス〉1991.9/新装普及版「岩波人文書セレクション」 2014.10
『『オイディプース王』を読む』 講談社学術文庫 1996.12
『ギリシア悲劇 神々と人間、愛と死』 講談社学術文庫 1999.9
『イエスの七つの譬え 開かれた地平』 三陸書房 2000.3
『ギリシア紀行 歴史・宗教・文学』 岩波現代文庫 2001.11。
『アポロンの光と闇のもとに-ギリシア悲劇『オイディプス王』解釈』 三陸書房 2004.5。
共著に『ホメロス『イリアス』への招待』ピケナス出版2019、
訳書にエウリピデス『ヒッポリュトス』岩波書店1990など

講師からのメッセージ

紀元前8世紀にホメロスによって完成されたとされる叙事詩『イリアス』-そこには英雄たちの生と死の諸相が不死なるオリュンポスの神々とのコントラストのなかに、美しく謳い上げられています。西洋ヒューマニズムの源泉となったギリシア最古の雄大なこの叙事詩の尽きざる魅力を多様な視点から浮き彫りにします。

使用テキスト

『イリアス』岩波文庫 上・下(松平千秋訳)

 副読本(必須ではありません):『イーリアス』ギリシア英雄叙事詩の世界 (岩波人文書セレクション、2014年)

会費

全 5回 4000円

今後の日程・内容
【前期】
 日程  演題
4月12日(火) 第14回  第19歌 アキレウスとアガメムノンの和解、アキレウスの出陣
5月17日(火) 第15回  20~21歌 神々の戦い
7月5日(火) 第16回 第22歌 ヘクトルの死
7月19日(火) 第17回 (第23歌)第24歌 トロイア王プリアモスとアキレウスの和解開催
9月20日(火) 第18回『イリアス』の運命観と死生観ー『平家物語』と比較して

☆電話でご予約の上、ご来場ください

(途中回からの参加も可能です。ご相談ください!)
連絡先

アカデミー愛とぴあ事務局 ℡042-441-6328
(9:00~16:00 休所日を事前確認してからお越しください)



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