研究グループ

サークル名 サークル詳細説明 (2024年度)

19世紀ロシア文学に親しむ-『復活』

imaget1-010-005
講師:木村 敦夫 氏

2013年に講師の木村敦夫氏が“愛とぴあ”で講演を行ったのをきっかけにロシア文学の愛好者達が立ち上げたサークルです。
 これまでに『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『検察官』『白痴』『戦争と平和』等の19世紀のロシアの名作を取り上げて学んできました。
 絢爛豪華にして摩訶不思議なロシア文学の世界へようこそ!2024年度はトルストイの『復活』です。

講師 : 木村 敦夫 (きむら あつお)先生  
開催 : 原則、第3土曜日(8月、2月は休み)13時30分~15時30分 諸般の事情により変更有り 
場所 :調布市文化会館たづくり

講師のご紹介

ロシア文学研究者
1955年生まれ
東京大学大学院博士課程修了(博士号取得)
アメリカ合衆国 イェール大学大学院修了(博士号取得)
チェーホフ、トルストイなどのロシア文学を主に研究
現在 東京藝術大学非常勤講師 跡見学園女子大学講師 日本トルストイ協会理事

ご紹介

そう、松井須磨子の
♪カチューシャかわいや、別れのつらさ♪ のあの『復活』です。
藝術座のあの劇の原作は、なんと、トルストイなのです!

『復活』を、トルストイは、主人公の男女の恋物語をたて糸として展開させます。ですが、そこはトルストイ!ただ恋物語だけで終始しているわけではありません。 帝政ロシアにはびこっている既存の権威や社会体制を次から次へと批判していきます。 トルストイのペンは、裁判所、裁判制度、刑務所、教会など、社会のあらゆる側面に斬り込みます。 ベースは甘く切ないラヴストーリーとは言え、こんなお硬そうな小説を、どんな魔法を使ったら、日本中の観客を大興奮の渦に巻き込んだ劇に仕立て上げられたのでしょう? トルストイの原作にも、抱月・須磨子の藝術座の劇にも注目しつつ、この謎に迫ります!  

*推奨する翻訳作品は、特にありません。新旧、いずれの翻訳作品にしても、読み慣れているか、あるいは、手にとってページを繰ってみて、読みやすいと思われる本が最適です。

 
会員数:23名(2024年7月現在)

今後の日程・内容 (2024年2月現在)
第1回4月20日(土)(公開講座)松井須磨子・島村抱月の『復活』劇とトルストイ原作の『復活』
第2回5月18日(土)トルストイ『復活』第1部 第1章~第18章
第3回6月15日(土)トルストイ『復活』第1部 第19章~第38章
第4回7月20日 (土)トルストイ『復活』第1部 第39章~第59章(最終章)
第5回9月21日(土)トルストイ『復活』第2部 第1章~第14章
第6回10月26日(土)トルストイ『復活』第2部 第15章~第30章
第7回11月16日(土)トルストイ『復活』第2部 第31章~第42章(最終章)
第8回12月21日(土)トルストイ『復活』第3部 第1章~第17章
第9回1月18日(土)トルストイ『復活』第3部 第18章~第28章(最終章)
第10回3月22日(土)松井須磨子・島村抱月の『復活』劇

  諸般事情により、日程・内容が変更になる場合がありますのでご了承ください。
  *10月と3月の講義日は第4土曜日となります。
  最新情報は、毎月の愛とぴあ会報、ホームページを参照ください。


  見学ご希望の方は事前に「アカデミー愛とぴあ事務所」までご連絡ください。
    電話 042-441-6328
    受付時間 9:00~16:00


[戻る]