研究グループ
サークル名 | サークル詳細説明 (2024年度) | |||||||||||||||
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与謝野晶子
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与謝野晶子を中心に、同時代に交流があった荷風・鷗外・上田敏らを紹介しながら、一般的に持たれて いるイメージとは違う作家たちの姿とその作品の底に流れる熱い思いについて、近代文学研究者である持田叙子先生が解説してくださいます。愛とぴあが取り組む本格近代文学の講座です。講師 : 持田 叙子 (もちだ のぶこ)先生
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第1回 | 4月3日(水) | (公開講座)「森鷗外・与謝野晶子・永井荷風―平和を愛する恋の文学者たち」 森鷗外のある面は少女党です。彼の実質的デビュー作の『舞姫』をはじめとするドイツ三部作は全て、純な少女が社会の非人間的な恋と結婚のルールに抵抗して息絶える悲劇を描いています。鷗外と親密な関係を結ぶ与謝野晶子は、彼と互いに影響を受け合い、明治時代に戦争に反旗をひるがえす〈少女〉の詩を樹立しました。実は晶子とほぼ同い年の永井荷風も、平和を愛する少女党です。恋する〈少女〉を盾とし、戦いの世紀に否を唱えた同円の文学者として三人を結びます。 |
第2回 | 5月6日(月) | ―与謝野晶子 恋する〈少女〉という戦略― 晶子の自伝『私の生い立ち』を読み、父親に男ではないとネグレクトされた理不尽への怒りに、晶子の少女讃美の誕生を見ます。『みだれ髪』の秀歌をえらび、晶子の恋歌の意味を考えます。 |
第3回 | 6月3日(月) | ―紫式部は私の恩師― 晶子、と言えば源氏物語の全現代語訳が知られます。女性で初の快挙です。源氏物語を愛と平和の書として愛した晶子の非戦思想を、そのエッセイや『新訳 源氏物語』から学びます。 |
第4回 | 7月1日(月) | ―鴎外、晶子、荷風の恋愛文学― 晶子は少女時代に源氏物語や鷗外のドイツ三部作のロマンを吸って、恋の価値を知りました。のちに鷗外と家族ぐるみで交流し、応援を受けます。晶子とほぼ同い年の永井荷風も、鷗外を尊敬し交流しました。三者の恋愛文学にしばし酔います。 |
第5回 | 9月2日(月) | ―晶子が産んだ次世代の女性文学者― 与謝野晶子という大天才が出て、一挙に文壇が華やぎました。女性芸術家の登場のチャンスができました。とくに鷗外と親友の上田敏は、自身の娘が欧米へ渡る女性アーティストになることを夢みて理想の教育をしました。上田敏が娘につづる愛の手紙や、鷗外の長女の森茉莉のエッセイを通し、明治大正の浪漫を感じましょう。 |
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