実施日時 平成30年5月26日(土)14:00~16:00
会 場 調布市文化会館たづくり12階大会議室
講 師 上智大学名誉教授・帝京大学教授 小林 章夫氏
<プロフィール>
1949年東京生まれ。上智大学大学院修了。同志社女子大学教授、上智大学文学部英文科教授を経て現職。専攻の18世紀イギリス文学を中心に近代イギリスの文学・文化を多角的に研究する。1985年、ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞。
<著書・翻訳>
主要著訳書に『コーヒー・ハウス』(講談社学術文庫)、ジョンソン『イギリス詩人伝』(筑摩書房)、シェリー『フランケンシュタイン』(光文社古典新訳文庫)。『20世紀イギリス小説その豊かさを知る』(NHKカルチャーアワー文学の世界テキスト)等
<講演概要>
2017年度のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロは日本生まれのイギリス人小説家。イシグロの経歴と主要作品の特徴をたどりつつ、イシグロの世界を現代のイギリス小説の中に位置付けてみたい
○紹介予定の作品(※)
【20世紀前半】
ヴァージニア・ウルフ(1882-1941)『ダロウェイ夫人』(土屋政雄訳 光文社古典新訳文庫)
サマセット・モーム(1874-1965)『英国諜報員 アシェンデン』(金原瑞人訳 新潮文庫)
【20世紀中盤】
ミューリエル・スパーク(1918-2006)『死を忘れるな』(永川玲二訳 白水社)
デイヴィッド・ガーネット(1892-1981)『ガーネット傑作集』(池央耿訳 河出書房新社)
【20世紀後半-現代】
イギリス以外で生まれ育った作家の登場
イアン・マキューアン(1948-) 『贖罪』(小山太一訳 新潮文庫)
ジュリアン・バーンズ(1946-) 『フロベールの鸚鵡』(齊藤昌三訳 白水社)
マイケル・オンダーチェ(1943-)セイロン・コロンボ生まれ 『イギリス人の患者』(土屋政雄訳 新潮文庫)
サルマン・ラシュディ(1947-)インド・ムンバイ生まれ『悪魔の詩』(五十嵐一訳 新泉社)
(※)作品の詳細すべてをご紹介するわけではないことをご了承ください
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