NHKEテレ『100分de名著』で『平家物語』をご覧になった方は多いのではないでしょうか。
あの安田登氏が第48回樟まつりで講演されることになりました。
能や古典に関する著書も多数発表されており、樟まつりで取り上げていただくテーマも、『論語』、夏目漱石、泉鏡花、身体で読む古典等々迷いましたが、先生より『夢十夜』と
指定していただきました。是非、ご参加ください。
実施日 令和2年2月6日(木)14:00~16:00(開場予定13:30)
会 場 調布市文化会館たづくり8階映像シアター
定 員 100名(先着順)
参加費 無料
<プロフィール>
1956年千葉県生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在は能楽師のワキ方として国内外を問わず活躍し、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行うかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を全国各地で開催。日本と中国の古典の“身体性”を読み直す試みにも取り組んでいる。
<著書>
『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『身体感覚で『論語』を読みなおす』(新潮文庫)、『すごい論語』『あわいの力』(ミシマ社)、『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす』(春秋社)、『日本人の身体』(ちくま新書)、『NHK100分de名著 平家物語』『学びのきほん 役に立つ古典』(NHK出版)。内田樹との共著に『変調「日本の古典」講義』(祥伝社)がある。
<講演概要>
『学びのきほん 役に立つ古典』で、古典を読む意味を示し。今回、取り上げる作品は夏目漱石の『夢十夜』。江戸時代、夢は売買されるほど「現実的なもの」でした。しかし、西洋化とともに夢は「個人の無意識の産物」とされていきます。このように、日本における夢の性質が変容する「あわい」に書かれた『夢十夜』の面白さを語ります。
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